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TinyGo Conference 2025 in JAPANに行きました

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· 約15分

チャリで

Googleマップで50分くらいの道のりを1時間ちょっとくらいで行けた
こないだは表示された時間の倍以上かかってたのでちょっとなれたか?

閑話休題

TinyGo Conference 2025 in JAPANが開催されるということでそちらに参加しました
UARTでサーマルプリンタ制御がうまく行かなくて塩漬けしてる程度しかTinyGoは触ってなかったのでちょっくら熱をもらおうかなって魂胆

2時間かかるつもりで家を出たので開場1時間くらい前に会場ビルに着いてしまった
適当に時間を潰して会場入りするとかっけぇ名札と各種ノベルティ、あとクジをもらった

TinyGo Conference 2025に来た

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— ヨコタ (@yokotano.org)2025年10月12日 10:13

そう言えば時間潰してるとこめっちゃ見られてたみたいで、「開場遅れてすみません!」と受付の方から言われたけれど、もっと前からウロウロしてたのでぜんぜん誤差でした
お気遣いありがとうございました!

クジはあたりだったのだけれど、この時点ではなんかハンダ付け出来るらしいくらいのことしか分からず、あとで案内してくれるとのことだったのでそのまま展示ブースへ

展示ブースには宇宙で植物を栽培するためのキットや、実際に走行しているようなフィードバックのあるステアリングコントローラー、Wasmの同人誌など色々ありました

そんななかにいろいろなガジェットが置かれ一際にぎやかなブースが

あとで紹介されてTinyGoの中の人conejoさんのブースということを知りました

そうこうしているとTinyGoの中の人sago35さんによるオープニングが始まり、いよいよTinyGo Conference 2025 in JAPANが開幕
TinyGo Conferenceが世界初開催だったことを知ったり、TinyGoの中の人Ron Evansさんからのビデオレターなどがありました

抱えてるGopherのぬいぐるみかわいい

中の人からビデオレター
#tinygo_conf

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— ヨコタ (@yokotano.org) 2025年10月12日 10:55

続くオープニングセッションではsago35さんによるデモを交えたTinyGoの紹介がありました

TinyGo & TinyGo Keeb & … sago35
https://docs.google.com/presentation/d/11-TDgra3NH-n2KYYAgSYV87ANywnY1lcGacZvMSIjGc/

キーボードのソフトウェア書くのはもうちょっと難しいもんだと思っていたけれど、外部パッケージを必要とするでもなく対した行数もかからず実装出来てしまっていたのに驚いた
ハードウェアさえ用意できればすぐにでもキーボードを作成できそう

オープニングセッションのあとは20分程度のセッションの発表がお昼休憩を挟みつつあった

セッションその1

USB安定性の改善とTinyGoの貢献事例 You Kitano
https://rdon-key.github.io/depo/tinygoconference2025/TinygoConference2025_usb.pptx

TinyGoでビルドされたソフトウェアで発生する問題の発見から状況の把握、原因分析、そして修正からTinyGo本体へ修正が取り込まれるまでの話
OSSで問題を発見して探って行くと自分のしたかったところのさらに下層の部分まで知識が必要になるよなあと共感したり、相談できるコミュニティがあるのはありがたいなあと思ったりした

TinyGoでもGraphQL サーバをビルドしたい! ~ tinygoでもビルドできるGraphQLランタイム Keisuke Nakamura
https://docs.google.com/presentation/d/1dFw3XIImpGvtz1dywpIDixxnlCRx6Zr9_-_IkzX2GFs/edit

TinyGoでビルド可能なGraphQLのコードを生成するツールを作成した話
一般的に利用されているgqlgenで生成されたコードはpackageの互換性などの問題でTinyGoでビルドできないため、TinyGoでビルド可能なコードを生成するツールを作成されたとのこと
組み込み向けのツールということで、BigGo (TinyGoと比較して通常のGoを指す。TinyGoコミュニティでよく使われるらしい) よりも大きな制約があるなかでの試行錯誤を聞くことができ、勉強になった

TinyGoはビルド時に対象のマイコンにバイナリが乗るかどうかをチェックしてエラーを出してくれることは知らなかった
書き込み試行しなくてもいいのはうれしいなと思った

このセッションの後にお昼休憩
ゴーゴーカレーに行ったらお昼時だったからなのか、食券渡して席に着くや否やでカレーが出てきてびっくりした

Hardware fun with Tinygo: Games & Toys Daniel Esteban (conejo)

お昼休みが明けるとスペインからこのカンファレンスのために来日されたconejoさんによるガジェット作成に関するあれこれの紹介
お子さんがアシスタントとして一緒に登壇
お父さんのつくったガジェットを箱から取り出したり、紹介するために掲げたりしっかりお手伝いをこなしていてかわいかった

知らないパッケージやツール、ハードウェアからの入力を受け取って処理するソフトウェアを作成するための考え方を知ることができたりしてとも興味深かった
あと作成されたガジェットがいくつも出てきてわくわくした

このセッションが終わった後に最初に受付でひいたクジの案内がありワークショップへ

ワークショップ

さっきのconejoさんのセッションでも紹介されていた Gopher ARCADE を組み立てられるらしい
クジあたってよかった

TinyGo Conferenceかなり攻めてる
#tinygo_conf

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— ヨコタ (@yokotano.org) 2025年10月12日 15:34

いきなりチップの表面実装求められて笑った
ソフトウェアは自分で書き込む必要があるようなのでまた後日書き込んでみる

これを書いている最中にブログを見つけて知ったけどGopher ARCADEはまだベータ版らしい
https://tinygo-keeb.org/blog/?p=96

だからソフトウェアは自分で書き込む必要があったのね
納得

ワークショップを終えてセッション会場へ戻ると最後のセッションが始まるところだった

セッションその2

TinyGoはどのように"Tiny" を実現している? uji
https://zenn.dev/uji/articles/how-tinygo-tiny

このセッションだけワークショップで聞き逃してしまった
発表資料は公開されているのであとで読む

資料がスライドじゃなくてZennなのおもしろいなと思った
あとから読むのはこっちのが都合よさそう

TinyGoのこれまでとこれから sago35
https://docs.google.com/presentation/d/1qRpjWj65W4L0yOQJ9M7EC5A-lh_7MGoa5NUlQE77VFo/

セッションの締めとしてTinyGoの歴史の紹介
初めのリリースは2019/02/01でカンファレンス時点で6年目らしい

2019/10/17の0.9.0でWindowsサポートが入るより前に0.8.0でGameBoy Advanceのサポートが入っていたのは驚き
GameBoy Advanceで動かすのずっとやってみたいんだけども書き込み可能なカートリッジがGB用しかなくて、実機で動かすのまだできてなかったのを思い出した

Generics対応でTinyGo自体の変更は100行程度ですっとできてしまった話はなんかGoって感じでいいなあと思った

Lightning Talks

5分経つと強制終了のベルを係りの方が持ち上げて、そこから10秒経つとベルが鳴らされれて強制終了されるそう
ただ皆さんしっかり時間以内に終わらせていて、係りの方がベルを持ち上げたのも1回だけだったと思う

組み込み未経験者がTinyGoを楽しむコツ 〜 みんなと沼で溺れよう micchie
https://www.canva.com/design/DAG1NZh1nH0/bITtiRtOnxr9mD-GAi6tBQ/view?utm_content=DAG1NZh1nH0&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=uniquelinks&utlId=h89f2d3fcba

ハードウェア不要の趣味レーターを使う方法を紹介されたりタイトルにたがわず沼らせる気合が感じられた
関連記事: 準備なし!今すぐはじめられる TinyGo

Goカードゲームを作ってみた! senoue
https://speakerdeck.com/senoue/gokadogemuwo-zuo-tutemita

Goを使った開発を題材にした自作のカードゲームの紹介。タイミングが合わず遊べなかったけど、ラミネートされていたりしてしっかり作成されていた

TinyGoで実装する! 俺の最強ステアリングコントローラー nobonobo
https://docs.google.com/presentation/d/1d3eNAZZykInxIaxjxQt5f0zW3kM6wYrT-v23qo1wXO8/mobilepresent?slide=id.p

コントローラーつくるの楽しそう。自分でつくったもので遊ぶのやりたい

Wasmのエコシステムを使ったツール作成方法 Asuka Yagi
https://speakerdeck.com/askua/wasmnoekosisutemuwoshi-tuta-turuzuo-cheng-fang-fa

Wasmをテーマに何冊も同人誌を出されていたり、Wasmへの愛が深い

組込みだけじゃない!TinyGoで始める無料クラウド開発入門 Kotaro Otaka
https://speakerdeck.com/otakakot/not-just-embedded-systems-get-started-with-free-cloud-development-using-tinygo-at-conf

WasmやWASIを活用することで無料で使えるクラウドサービスは1つ2つくらいしか知らなかったのでためになった

おわり

最後にクロージングの挨拶と集合写真を撮影して無事終了

撮影係の方の笑顔の引き出し方がうまかった
1+1以外なに言ってるかもわかんなかったけどたぶん2なんだろうな

たまたま流れてきたので参加したカンファレンスだったけれど、これはだいぶ運がよかったなと思う
当初の目論見通り、熱をもらえたしいろいろなことを知ることができた

イベントの運営に携われた方々、登壇された方々、興味深いイベントの開催ありがとうございました
第2回の開催も心待ちにしています

紹介されていたTinyGo Keeb Tourも参加してみたいなあ

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